花のお手入れ

植物はいったん摘み取ると、導管を通る水だけが頼り
その命の水を取り込みやすく手入れをすることを水揚げといいます
ここではお花の種類によって異なる水揚げ法をお教えします

水切り法

花や葉の柔らかいもの…バラ・コスモス・スイトピー

家庭で出来る一番簡単な水揚げ法です。

水を張った底の深い容器を準備して茎を水の中に入れ、根元から5cmくらいのところで斜めに切ります。
葉が水にかかる場合はあらかじめ取っておきましょう。
水の中でカットする事によって切り口に空気の層ができるのを防ぎます。

水折り法

茎が硬く、繊維質のもの…キク・リンドウ

水を張った底の深い容器を準備して茎を水の中にいれ、根元から5cmくらいのところで両手で折ります。
これも葉が水にかかる場合は取っておきましょう。
茎が硬く、ハサミで切ると導管を押しつぶしてしまう恐れがあるものはこの方法で。
ハサミで切るよりも断面がギザギザになって、さらに水を吸いやすくなります。

その他

湯あげ法…マーガレット・カスミソウ

水揚げをしても元気にならない花は、この方法を使います。
沸騰しているお湯を容器に底から5cmくらい入れ、根元を10秒くらい入れます。
熱湯に入れてからたっぷり冷たい水の入った容器に浸しておきます。温度差で一気に花の先まで水が上がります。
湯気から花を守るために新聞紙で葉や花を包むと良いでしょう。

燃焼法…ポインセチア・アスチルベ

切り口から白い乳液のようなものが出る花にはこの方法で。
根元から5cmくらいを火であぶります。完全に炭化るすまでゆっくりとあぶりましょう。炭化したらすぐに水に入れます。
このショックで水が揚がるだけでなく、細菌などの繁殖も抑えられます。
これも熱気から花を守るために濡れた新聞紙などでくるむと良いでしょう。

石木花

普段のお手入れ

基本は一日に1~2回の水やりをします。
置き場所は半日陰で大丈夫ですが、ときどき屋外に出して日光や風を当てましょう。


適温は25℃~30℃<

夏場は冷房のかけすぎ、冬場は乾燥に気をつけましょう。
また直射日光(西日)が当たると葉焼けをおこすものもありますので、なるべくカーテン越しに置くなどの工夫をしてください。

アフターケア

□水はこまめに取り替える

せっかくキレイにアレンジしても、水が汚れていては雑菌が繁殖してすぐに導管が詰まってしまいます。
暖かい時期には毎日朝晩、寒い時期には一日おきに取り替えましょう。

□茎を切る

水を替えるときは、その都度茎を斜めに切りましょう。
そうすると新しい導管が出るので水揚げがよくなります。
茎を切るときはハサミでもいいですが、カッターナイフがよりベター。
これは歯が薄いためによりシャープにカットでき、導管を広く出す事が出来るからです。

□新聞に包んで水に浸す

花や葉が全体にグッタリしてきたときには花全体を新聞紙に包んで、そのまま深い水につけると元気になります。
これは根元からだけでなく、花全体から水分を補給できるからです。
高さのある容器に半日くらい浸しておきましょう。
ただし、この方法は水揚げや水替え、切り替えをしてもだめな時の最終手段です。



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